トイレットペーパー長尺タイプが人気。これってお得なの?

長尺タイプのトイレットペーパーが
売れているという記事から。

通常のものよりも長さが2倍、3倍と
なっているが、大きさは変わらない。

これってお得なのか。
お金の観点で見てみよう。

どのくらい長さが違う?

様々なメーカーのトイレット
ペーパーがあるが、大まかな
規格は同じようなもの。

だって、トイレットペーパーを
取り付ける器具の方は、
全部大きさが統一されているから。

ちなみに話はそれるが、取り付ける
器具の方はトイレットペーパーホルダー
という正式名称がある。

話を戻そう。
トイレットペーパーには
2種類ある。シングルとダブル。

通常のシングル巻は、約50m。
通常のダブル巻は、約25m。

これが、約2倍の長さで
売られている長尺タイプが
売れているという。

そもそも、この長尺タイプは
約20年前から存在していた。

にもかかわらず浸透しなかった
最大の理由は、イメージ。

12ロール入りと同様の長さなのに、
6ロールで良くなる。

そして、この2種類が同価格だという。
すると、人の心理として
「もったいない」という心理が。

冷静に考えれば同じなのに、
なぜか損をするような気分に
なってしまう。

そんな心理的なものもあり、
長尺タイプは人気がなかったのだ。

そんな不人気商品だった長尺タイプが
最近になって売れているのは、
いくつか理由があった。

価格の上昇が原因?

あくまで推察と受け取って
いただきたいが、「価格の上昇」が
長尺タイプの人気の発端。

さて、この意味がわかるだろうか。
もっと結論だけで説明してみよう。

「石油価格」が上昇したので、
「長尺タイプ」が人気になった。

風が吹けば桶屋が儲かる的な
感じで結論付けてみた。
さて、少し解説をしていこう。

石油価格が上昇することで、
紙の原材料であるパルプを
製造するコストが上がる。

パルプ製造業者は、燃料価格が
上昇しているので、パルプの
売値を上昇させた。

パルプを仕入れて紙を作る
製紙企業は、原材料が高騰したので、
一般消費者が買う商品の価格を上昇させた。

トイレットペーパーなどは、
今年に入ってから約10%の
値上げを行っている。

値上げされれば、消費者の間では
節約志向が高まる。

すると、見た目だけの損得ではなく、
実際に数字などを計算して
実利を考えるようになる。

通常タイプと長尺タイプを比較し、
1mあたりの金額が変わらないことを
認識するようになる。

どっちでも価格が変わらないことを
知ったら、次はその利便性を考える。

12ロール買っても6ロール買っても、
同じ約1ヶ月間は持つかなという感じ。

同じ期間もつのであれば、
買い出し時にかさばらない
方を買う。

さらには、通常はかさばるので
なかなか大量の買い置きが
難しい。保管場所を取るから。

ところが、今までと同じ長さなのに
置きスペースが2分の1で済んでしまう。

これなら、今までと同じスペースで
2倍の買い置きが可能となる。

マイナス面はなく、プラス面が
あれば、売れる、という図式だ。

結論はお得?

商品自体はお得でもなんでもない。
しかし、少し目線を変えれば
お得な面が見えてくる。

トイレットペーパーの買い出しが
減れば、労力は2分の1に。

トイレットペーパーの取替が、
今までの2分の1に。

要は、時間をお金に換算すれば、
お得ということが見えてくる。

同じ金額で時間が短縮できるのであれば、
人気が出てくるのは当然か。

さぁ、みなさんも長尺を
使ってみよう!

 

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