データ改ざん問題で揺れる鉄鋼業界、実は活況

データ改ざん問題がくすぶる中、
鉄鋼業界大手の中間決算が発表
されている。

問題の当事者である神戸製鋼を
除けば、増収増益。

鉄鋼業界をおさらいしておこう。

業界最大手は?

鉄鋼業界で国内トップの企業
といえば、新日鉄住金。

今回の決算発表では、今期の
売上を5兆6,000億円見込む。

国内首位で、世界で見ても
3位に位置する鉄鋼会社。

官営八幡製鉄所の流れを汲む
新日鉄と、住友グループの
住友金属工業が2012年に合併してできた。

そして国内2位は、JFEホールディングス。
こちらは、今期の売上高を
3兆6,500億円見込む。

JFEスチールを主要企業とする
持株会社となる。

こちらも、日本鋼管と川崎製鉄が
2001年に合併してできた会社。

JFEは、日本を意味するJapanの「J」、
鉄の元素記号であるFeの「F」、
エンジニアリングの「E」の頭文字を
とった名称。

どちらの会社も、売上や利益の
数字は増加する内容の発表。

神戸製鋼は?

渦中にある神戸製鋼の
決算発表も行われている。

売上高はこちらも増収の
約1兆8,800億円を見込む。

ただし、様々な問題がくすぶり続ける中で、
リコール費用等による利益の圧迫は
避けられず、経常利益などの
数字は減益。

ただ、少し気になったのが
減益を予想する金額である。

経常利益で元々見込んでいた
金額は550億円、そして
今回の決算発表で減益見通しを
出した金額は50億円。

550億円見込んでいた利益が、
500億くらいになるわー、ということ。

経常利益に対する割合は
10%程度と、決して小さい数字では
ないが、今回の問題の収拾に
50億円で済ませれる自信があるというのか。

比較にしていいかどうか分からないが、
タカタのリコール費用は
1兆円を越えた。

世界中に影響する問題だったからだ。
人命の問題だったからだ。

そう考えれば、神戸製鋼は遠回しで言えば
強度改ざんは人命に直結するはず。

それに、世界中に取引対象が
いるはず。

それなのに、50億円で済む、
という話。

言われてみれば、最近はニュースに
あまりでてこない。

日産の無資格問題の方が
ちょくちょく取り沙汰されている
気がする。

データ改ざんはたいした問題ではない?

確かに、神戸製鋼はデータ改ざんの
発表前から顧客に説明と謝罪で
行脚したという。

発表時点では、主要顧客には
問題の内容と対策が説明されており、
大きな混乱とまでは至っていない。

企業としての初動が良かったのか。
もちろんそれもあるだろうが、
何か引っかかる気がする。

またもや勝手な妄想癖が
飛び出して申し訳ないが、
世界中を巻き込むリコールは
50億円程度の問題ではない。

本当にこれだけで問題が
収束するのであれば、
神戸製鋼以外の別の力が
加わった可能性が高い。

例えば、日本としての
品質保持を念頭におく、経済産業省。

海外に対して、「そんな問題じゃないよー」
と見せることで、日本品質の低下を
防ごうとする。

しかし、中身はよろしくないので、
お灸を据える意味も含めて、
業界3位は2位か1位に吸収合併。

そんなシナリオを描いている
気がしてたまらない。

まぁ、勝手な妄想癖は
今日もとどまるところを
知らないが、もしそうなるのなら
神戸製鋼株は買いか。

もちろん、投資判断は自己責任で。

 

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