昨日、大規模な通信障害が発生。
多くの人が影響を受けた。
今までにない大規模な
通信障害なだけに、
その影響は大きそう。
では、上場に対して
どんな影響があるのか。
通信障害の概要
昨日の13時39分、ソフトバンクの
回線が不通に。
ネットはもちろん、通話までが
できなくなり、多くの人が
連絡手段を失った。
18時過ぎには復旧したが、
4時間あまりの不通は今までに
例をみない規模。
携帯電話が当たり前の現代で、
それが使えないことがどれだけ
不便かを思い知らされた。
もはやインフラといっても
過言ではない、携帯電話。
電気や水道が止まるような、
ライフラインの停止にほど近い
影響が出た。
携帯電話が使えないという
状況が、どれだけ困難か。
逆に言えば、携帯電話に
どれだけ依存してきたか。
いろいろと思いが募る
出来事でもあった。
どんな影響があるの?
ソフトバンク株の申し込み期間は
本日が最終日。
昨日の時点でも、ソフトバンクが
放出する株式の分だけの申込みが
あったと報道されている。
需要は旺盛とのことだが、
昨日の通信障害の影響か、
株価は6%程度の大幅下落。
加えて、ここ数日の世界の
株価も下降気味。
貿易戦争の長期化や、中国の
大手通信会社のお偉いさんの
逮捕など、悪材料目白押し。
NYも下がれば、日本株も下がる。
相場にとっては、決して良い
状況ではない。
こんな中で、ソフトバンクの
上場にはどんな影響があるだろうか。
少し考えてみたが、プラス要素が
ほとんどない。
マイナス要素でいけば、今回の
通信障害によりソフトバンク
ユーザーの信頼が失墜。
契約数の減少につながる可能性も。
そして、それだけではない。
今回の原因の追求や、今後の
対策に相当な費用が割り当てられる。
いわゆる余計な出費。
業績に影響を与えるだろう。
最悪のケースで想定すれば、
インフラの寸断による損害賠償の
請求などの発生。
ソフトバンクユーザーからすれば、
お金を払ってるんだからちゃんと
サービスしてよ、サービスが
履行されないのならお金返してよ、
という感じだ。
上場に対する懸念
上記と若干かぶるが、ソフトバンクの
業績に対しての懸念がある。
IPOの申し込みは達したと
報道があったが、キャンセルも
出るだろう。
ちなみに、少し解説をしておく。
もし仮に、申込数が少なかったら
どうなるのか。
これは、主幹事となる証券会社と
約束事項があるのが普通。
もし仮にこれだけ集まらなかったら、
残った分は自分が買うね、という内容。
上場する側からすれば、
需要が集まろうが集まらなかろうが、
資金調達は担保される。
ただし、証券会社が自ら買うものに
対しては、若干割安となる。
なので、一般の投資家にすべて
買ってもらうことが一番いい。
上場の際の申込数が確保されて
いたとしても、上場後の買いには
確実に影響が出るだろう。
となれば、上場後の値上がりが
思うように進まないことが
想定される。
これからどれだけの糸を
引くのかが気になるところだが、
上場日は今月19日。
申込みをされた方は、
注意深く見守ろう。