無印良品がスーパーマーケットを展開。何の会社になるの?

知らない人はほとんどいない。
かといって、どこにでも
あるわけでもない。

存在感がそこまでないのに、
脳裏には残っている。

不思議なブランド、無印良品。
今日はこの会社をクローズアップ。

無印良品の沿革

無印良品、会社名は
株式会社良品計画。

東証1部に上場する、
とても大きな会社。

その誕生は、約30年ほど前。
百貨店の西友が生みの親だった。

西友の中で造られた無印良品という
ブランドが、西友だけではなく
他の百貨店やファミリーマートなどに
並べられていった。

ブランドが定着してくると、
親である西友から営業権を譲渡
してもらい、独り立ちを果たす。

その後は確かな企画力で
着実に業績を重ね、現在にいたる。

売上高は2017年で3300億円、
年々の売上増加率も高く、
まさに優良企業へと成長した。

無印良品の展開

なぜ無印良品が順調に業績を
伸ばせているのか。

そのカギは、海外進出だった。

もちろん、日本国内の売上も
順調に伸びてはいる。

しかし、ここまでの成長率を
維持できているのは、同時に
海外進出をして、それが
成功しているからだ。

それでは、なぜ海外で無印良品が
よく売れるのか。

実は、店舗は様々な国に出店している。
しかし、国により売っているものが違う。

その国に応じた販売商品を
独自で並べているのだ。

例えば、ヨーロッパの店舗では
ドライバーセットがよく売れる。

これは、ヨーロッパ諸国の
国民性として、DIYが一般的
だったりするからだ。

中東のクェートの店舗では
キングサイズのベットが
よく売れている。

クェートでは家が大きく、
ベットはほぼキングサイズ
なんだとか。

各国の状況を踏まえ、みんなが
必要としているものを取り揃え、
それぞれに展開している。

海外売上は1,000億円を越え、
全体の売上の3分の1まで
占めてきている。

今後の業績動向は、海外店舗の
出店スピードや売上に左右されるだろう。

影の功労者

ここで豆知識として
覚えておいていただきたい。

良品計画の株主のひとつに、
三菱商事がある。

単なる株主、というわけではなく、
良品計画のメイン仕入先である
三菱商事ファッションという
繊維メーカーがある。

無印良品の商品は、
三菱商事が大きく関わっている。

三菱商事が展開するポイント事業、
ポンタカードで、無印良品の
商品を買えたりもする。

三菱商事が裏で暗躍し、
無印ブランドをこの世に
送り出している、といっても
過言ではない。

三菱商事のグループが
展開するサービスに、
良品計画がどんどん絡んで
いくことになるだろう。

さて、今後はどんな方向に
舵を切っていくのか。

尚、投資判断はあくまで
ご自身で。

 

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