以前にも何度か仮想通貨に
ついて話をしているが、
今回もその仮想通貨について。
実は、生徒さんからも「仮想通貨」に
ついての授業をして欲しいと言われる
ことが多くなってきた。
そして、様々なニュースでも
毎日まではいかないが、そこそこ
仮想通貨の動向が紹介されるように
なってきた。
以前の記事はこちら
仮想通貨の定期預金!?そんなのもアリなんですね・・・
仮想通貨持ってますか!というか、どこで使えますか!?まだまだ未知数の市場を知る
仮想通貨の価格変動は激しい
この記事を書こうと思った経緯も、
ニュースで時価総額2位の「イーサリアム」の
価格が乱高下しているというニュース。
ここで、改めて現在の仮想通貨の
現状を説明しておこう。
最も取引量の多い仮想通貨は
よく名前の聞く「BitCoin」。
直近3ヶ月では、27万円前後で
推移していた1ビットコインが、
22万5,000円程度まで一気に下落し、
そして最近は25万5,000円程度まで
値を戻している。
都市部ではビットコインで決済できる
店舗も出てくるなど、仮想通貨の中では
一つ抜け出ている感じ。
そして2番目に取引量の多い通貨が
ニュースでも報じられていた
「イーサリアム」。
こちらも、6月に最高値で40,000円を
超える価格を付けているが、その後は
大きく下落して、現在は20,000円ちょっとの
価格で推移している。
厳密には仮想通貨ではなく、
仮想の世界で銀行などと
データをやり取りするシステム。
本来の銀行間のデータのやり取りは、
認証などの段階が多く存在し、
その分のコストもかかる。
イーサリアムは、その認証無しで
安全に取引ができるというメリットを
打ち出している。
まぁ、あまり詳しく話をしても
分からなくなるだけなので、
ここでは仮想通貨の一種として
説明を続ける。
そして3位の取引量が「リップルコイン」。
5月くらいに高値で40円を超えていたが、
こちらも急落し、現在は20円弱の価格。
イーサリアムと同様に仮想通貨で
銀行間のやり取りを簡素化するための
ツールとして、注目を集める。
仮想通貨に関連する業種
仮想通貨が流通すればするほど、
どこのどんな業務を行っている会社が
儲かるのか。
まずは取引所を運営する会社。
仮想通貨を買いたい、売りたいと
思った人が取引所で売買を行う。
外貨の両替所のようなもので、
取引があるたびに手数料収益を得る。
そして、仮想通貨専用のシステムを
構築・運用する会社。
取引所がシステム会社の場合もあるが、
複数の仮想通貨を取引できるように
するためには、それなりのシステムが
必要になり、専門の会社が存在する。
そして、仮想通貨を実際の決済に
使用できるようにする会社。
こちらも、いってみればシステム会社。
では、このような業務を行っている会社で、
上場している会社はどのようなものが
あるのか。
今のところ、専業で仮想通貨業務を
行っている会社で上場している会社は無い。
業務の一部として仮想通貨を
取り入れている企業しかない。
これらは「仮想通貨関連銘柄」などと
呼ばれ、ネットなどでも検索すれば
たくさんの上場会社が出てくる。
専業では今のところそこまで儲かって
いないということ。
逆に言えば、上場会社の業務の一つ
としての収益しかあげれていない。
専業でやっている会社も伸びている
話はよく聞くが、上場までは至っていない。
個人としての仮想通貨との関わり方
仮想通貨に興味を持ち、何かしらの
投資を行いたいと思えば、
まずはそのまま仮想通貨を保有する
という方法がある。
昔に比べて遥かに知名度もあがり、
無くなるというリスクも低減しては
きたが、それでもリスクは大きいといえる。
そして、仮想通貨専業の会社に
投資を行っている企業の株を買うこと。
間接的ではあるが、専業の会社に
投資をすることになる。
どちらにしても、仮想通貨が今よりも
もっと流通し、当たり前のように
使われる時代がくれば、儲かるだろう。
今はまだハイリスクハイリターンだが、
そういった投資を好む人は
是非とも挑戦してみていただきたい。