人手不足倒産が増加、これっていいこと?

近年、よく話題になる
人手不足による倒産。

倒産なので、誰かが苦渋を
舐めている事は間違いないが、
悪い話じゃない、という意見も。

人手不足倒産とは?

まあ、そのまんまだが。

人がいなくて仕事が回らず、
お金も回らなくなり、
結果資金が回らず倒産。

他の倒産もある。
仕事が無く、固定費だけが
かさんで資金が回らなくなる倒産。

大手企業の倒産により、
連鎖的に仕事が無くなる連鎖倒産。

黒字にもかかわらず、資金繰りが
うまくいかないばっかりに資金が
足りなくなる、黒字倒産なんかも。

倒産する企業からすれば、
どんな理由だったとしても
倒産すればそれで終わり。

企業経営者からすれば、
恐怖のキーワードだったりする。

だが、経済全体で見れば、
倒産の種類によっては
悪くないものもあるという。

景気が良いことを示す倒産

上記でも解説した通り、
倒産には必ず資金ショートが
発生する。当たり前だが。

問題は、資金ショートを起こす原因だ。

そもそも仕事がないのか。
仕事はあるが、利益がないのか。
仕事も利益もあるのに、タイミングが悪いのか。

仕事が無いのは、広い意味では
不景気と言えるだろう。
これはもう、ダメなやつ。

仕事はあるのに利益が
無いというのも、よろしい話ではない。

なぜ利益が無いのかと
考えれば、その答えは出てくる。

仕事を出す方の立場に
なって考えてみよう。

当然だが、安くあげたい。でも、
ちゃんとした仕事をして欲しい。
こう考えるのは当たり前だろう。

仕事の出す先、要は「仕事をください!」
という企業が多ければ、
その中から吟味し、安くても
いい仕事をするところを探す。

仕事を受ける方は、利益が
少なくても仕事が無いよりは
マシ、と考えて受注する。

この悪循環が、仕事があるのに
利益が無いという状況だ。

仕事を出す側にとっては有利だが、
下請けまでお金が回らず、
経済全体で見ればよろしくはない。

そして最後の、仕事と利益は
あるが、タイミンが合わない
というもの。

これに関しては、経済全体で
言えば悪くないという話だ。

なぜなら、企業活動を営む
上で必要な「仕事」があり、
「利益」がある状態だからだ。

問題はタイミングだが、これに
関しては経営者の手腕に尽きるだろう。

人手不足倒産の中身

昨今問題になっている
人手不足倒産。

仕事もある。
利益も出る。
でも人手が足りない。

人手がないばっかりに、新しく
仕事を受けることも出来ない。

収入より支出の方が上回って
しまい、資金ショートする。

これは、どのようにでも
改善ができる状態だ。

人手がいなければ、人手を集める
ことをすればいい。

求人にお金をかけるのか。
外国人労働者を雇うのか。
他の会社から人材を応援してもらうのか。

手段はいくつも考えられるが、
仕事が多いときに仕事手を
増やせる企業は、儲かる。

要は、やり方次第ということ。
このやり方を失敗した企業が、
人手不足倒産と呼ばれる。

倒産に楽観視してはいけない
のだろうが、大きな目で
見れば、なるほどというところ。

倒産のメカニズムを
抑えておこう。

 

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