日本郵政とメルカリ、新サービスのワケとは?

日本郵政とメルカリは、郵便局内に
メルカリでの発送をするための
梱包スペースを設ける実証実験を
開始、というニュース。

メルカリ自体も急速な成長を
遂げているが、なぜ巨大な
元国営企業と手を組めたのか。

今回のサービス概要

フリマアプリ内で売れた商品を、
そのまま郵便局に持ち込んで
その場で発送と梱包ができる
というもの。

フリマアプリを運営するメルカリは、
利用者等へのアンケートで
販売未経験の人の意見を募った。

その中で多かったもので、
販売した商品の梱包の手間が
かかるのが嫌だという意見が。

私も何度か販売したことがあるが、
確かに邪魔くさい。
それ以来、利用していない。

そんな邪魔くさがりやさんに
ありがたいサービス?になるのか。

梱包資材なども、郵便局に持参するか
もしくは郵便局で購入できる。

サイズが小さければ、梱包に
かかる費用は無料だという。

今回はあくまで実証実験なので、
都内の5つの郵便局のみに
メルカリの梱包スペースを
設置するという。

日本郵政とメルカリの関係

実は、今回のサービス以前から、
日本郵政とメルカリの合同の
企画があった。

「ゆうゆうメルカリ便」というサービス
名称で、発送にかかる費用や宛名などの
記載の負担を減らすものだという。

このサービスは、2017年6月から
開始されており、既に2年近く
経過している。

このサービスが発表された
当時も大いに疑問を持った。

それは、なぜ日本郵政という
巨大企業が、ぽっと出のメルカリと
組んだのか、ということ。

もっと組む相手がいたんじゃない?と
素直に感じてしまった。

と同時に、どうせすぐに終わるんじゃ
ないの?この関係、などと思った。

ところが、2年近く経過した今、
さらなるサービスが展開される。

お互いにメリットがないと
こんなタッグは生まれない。

メルカリからすれば、日本郵政という
巨大企業と組むことで、公共性のイメージ
や利用者の増加が見込める。

つまり、メルカリにとっては是が非でも
組みたい相手だっただろう。

では、日本郵政からの視点では
なぜメルカリをパートナーに
選んだのだろうか。

配送業務の拡大

通販市場が急成長を遂げる中、
宅配事業ではヤマトがダントツ。

宅配のノウハウも持っているし、
通販向けの小型梱包箱なども
用意した。

ただでさえダントツのヤマトは、
年々取扱荷物数を増やす。

そんな好調を見ていた、配送業界の
ナンバー2と3の佐川急便と
日本郵政。

当然ながら、時代に乗るために
様々な施策を考えてきた。

日本郵政からすれば、個人売買による
配送を一手に引き受けたいという
思いがあった。

メルカリで販売する際には、
別に郵便局でなくてもいい。

ヤマトや佐川で発送する
ことも可能。

そんな選択肢があるなか、
郵便局で簡易に発送できると
なれば、必然的に配送が日本郵政に
集まる、というワケだ。

日本郵政からすれば、単なる通販とは
別カテゴリーである個人売買の
発送業務をなんとか増やしたかった。

個人売買サービスでは、メルカリは
急成長を見せており、今後も
増えるだろうという見立てが。

個人売買市場の筆頭とも
言えるメルカリと組むことで、
個人売買の発送のシェアを高めたい考え。

まぁ、普通に考えれば
そんなところだろう。

しかし、どうして大企業と
スタートアップ企業が組めたのか。
それほど、日本郵政は組み相手が
いなかったのだろうか。

個人売買市場は拡大の一途

お互いの企業にとってメリットの
でるサービスといえば、確かに
そのとおりだろう。

しかし、なぜメルカリは
巨大企業と組めたのか。

もちろん、メルカリのトップが
猛烈に日本郵政に営業した
のだろう、と容易に想像が出来る。

しかし、普通で言うとスタートアップの
企業と組むことは、巨大企業からすれば
リスクばかりのはず。

組んだ相手が倒産しました、だと
日本郵政の名前にも傷がつく。

サービス開始後にサービス自体が
伸び悩めば、やめたくても
やめれない、という状況になる。

ある程度の勝算があったのだろう。
その分、リスクも大きいはず。

大企業になればなるほど、失敗は
許されないもので、ある程度の
確証を得てからでないと新サービスを
展開できない。

メルカリは2018年初旬に
マザーズ市場に上場。

上場企業とはいえ、新興市場である
マザースに上場している。

マザーズの企業との提携は、
日本郵政にとってはリスクが
目立つはずだった。

今回の第二弾のサービスは、
今までのサービスで手応えが
あったからなのだと思う。

メルカリは上場後は
株価を順調に下げていた。

だが心配が尽きない企業であっても、
個人売買のシェアを高めたかった
のだろうか。

メルカリの株価回復は
今後ありそうで、なさそうで・・・。

まぁ、気になる方は
メルカリの株を仕込むのも
面白いかもしれない。

もちろん、実際の投資判断は
自己責任で。

 

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