FRBがFOMCで政策金利の利上げ。さて、意味を勉強しましょう。

FRBがFOMCで政策金利を利上げ。
言っている意味がわかるだろうか。

お金を勉強するうえで、経済用語は
必要不可欠。

何がどうなったかを理解し、
そして何に影響のあることなのか。

今日はお勉強の回。

まずは言葉を理解しよう

「FRB」と「FOMC」と「政策金利」。
それでは順番に解説してみよう。

FRBとは、日本語では「連邦準備制度理事会」で、
日本で言えば日銀のようなもの。

アメリカ全体の経済政策を打ち出す機関。
そして、FRBの議長と呼ばれる人が、
日本でいえば黒田総裁。

ちなみに、現在のFRBの議長はイエレンという人。
おばちゃんである。

イエレンの前はバーナンキ。
バーナンキの前はグリーンスパン。

たまにニュースで名前が出てくるので、
聞いたことがある方もいるだろう。

次に「FOMC」。
これは日本語では「連邦公開市場委員会」
日銀政策決定会合のようなもの。

アメリカの経済を左右する重要な事案を
話し合い、決定する会議。

アメリカ経済の動向が、この会議によって
決まると言っても言い過ぎではない。

最後に「政策金利」。
言葉の通り、政策として決定される金利。
日本で言えば公定歩合のようなもの。

この政策金利によって、各金融機関が
利息を決定することになる。

アメリカの国債なども、この政策金利を
元に発行されることになる。

0.25%の利上げ。この意味は?

さて、言葉が分かったところで、
次は内容について。

政策金利を0.25%利上げした。
結果、1.25%という政策金利となった。

2015年までは、約9年半の間にわたって
0.25%という低金利だった。

これは、経済を良くするために
市中にお金を循環させようとする施策。

銀行などにお金をおいておいても
ほとんど増えないので、外で使ったり
しましょうねー戦略。

もうひとつは、低金利なので
お金借りても利息がたいしたこと
ないので、今のうちにお金を借りて
設備などの先行投資しましょうねー戦略。

つまり、経済立て直しのために
低金利となっていた。

そして2016年から徐々に金利を上げている。
つまり、経済が回復してきたということを
アメリカ中枢部が示していることになる。

以前より「そろそろ利上げするよー」と
言っていたので、サプライズではない。
ちなみに、今年中にもう一回上げるよーと
言っている。今年中に1.5%まで上がる予定。

利上げで何がどう変わる?

利上げされることで、アメリカの銀行は
預金金利を上げる。

預金としておいておくだけで、
安全に資産を増やすことができる。

日本はまだまだ低金利。
だとすれば、日本の円で持っているより
アメリカドルで持っていたほうが増える。

日本の円から米ドルへ変換する場合は、
日本円を売って、米ドルを買う。

すると、日本円が売られるので安くなる。
米ドルは買われるので高くなる。

円安ドル高になる。

円安ドル高で、日本でいえば
輸出企業が儲かることになる。

とまぁ、直接的ではないにしろ、
日本の株式市場にまで影響を
与えるということになる。

超重要なFRBの動向

世界経済の中心ともいえる、
アメリカ経済。

その政策を決定するFRB。
その最高権力者、イエレン議長。

この人がどこかで公演した内容は、
全世界にニュース配信される。

全世界が注目する一言一言に、
重すぎるプレッシャーを感じる。

イエレン議長の一言で、
人生が狂う人が大勢いる。

ちょっと大げさに言っているが、
それほど重要なポストで、
それほど重要な人物ということを
頭に入れておきたい。

 

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