よく聞くようになった「フィンテック」。
でも、最近はあまり聞かない
「フィンテック」。

思いっきり迷走中なのか、
それとも既に浸透していて
当たり前になっているのか。

フィンテックのおさらいと、
またもや勝手な妄想意見を
綴ってみよう。

知ってる人も知らない人も。フィンテックって？

フィンテックとは、金融を意味する
「ファイナンス」と、技術を意味する
「テクノロジー」が合体した言葉。

直訳で「金融技術」となるが、
この言葉が意味するところの技術とは、
インターネットである場合が多い。

つまり、インターネットを使った
金融関係のサービスを指す。

ネット、金融とくれば、
真っ先に思い浮かぶのが
ネットバンキング。

そう、あれもフィンテック。
今更蒸し返して言うほどでもない。
もう浸透しているので。

では、「フィンテック」という言葉が
取り沙汰されるようになったのは
なぜだろうか。

勝手な憶測ではあるが、
おそらくはこうだろう、という
理由を解析してみる。

誰でも思いつくサービスと、そうでないもの

インターネットで口座の残高が見れる。
振込をそのままできる。

インターネットが使われ始めたころ、
多くの人が、想像した。
その想像は現実になった。

インターネットの技術と
金融の組み合わせで、まさに
フィンテック。

しかし、ネットバンキングを
フィンテックだと賞賛する声は少ない。

広義で言えばもちろんフィンテック。
しかし、この言葉にかけられた期待は、
誰もが想定できるサービスではない。

つまり、インターネットの技術を使い、
「今までにない」新しいサービスの
提供こそが、フィンテックという言葉に
込められた思い。

そういった視点でいえば、
ネットバンキングは当てはまらなかった
のだろう。

私が思う「これはフィンテック！」と
いうサービスは、例えばクラウド
ファンディング。

資金調達の先を、銀行などではなく
一般個人に焦点を当て、それを
インターネット技術でつなげた。

サービスとしては今までに
無かったもの。だと思う。

今までにない需要と供給を
生み出している、と感心する。

しかし、いいことばかりではない。

最近は下火？

冒頭にも書いたが、
最近はフィンテックという文字を
あまり見なくなった。

言われ始めたのが4〜5年前くらいだろうか。
昨年くらいまでは、フィンテックが
金融業界を変える、などのキャッチが
散見された。

なぜ見なくなったのだろうか。
これも憶測での物言いとなるが、
一言で言えば「流行らない」から。

正しくは、「流行るようなサービスまで
定着していないから」だろうか。

フィンテック分野では様々な企業が
ベンチャー企業への投資をしたり、
大企業自らがフィンテックの活用で
新事業を模索したり。

とにかく期待値がすごかった。
そして、お金と時間をかけているのに、
あっと驚くほどのサービスが
生み出されていない。

先ほど例を挙げたクラウドファンディングも、
真新しいが、流行るというほどまでは
成長出来ていない。

むしろ、うまく儲けが出せずに、
苦しんですらいる状況である。

大きな期待値があっただけに、
小さな成功では話題に残らない。

業界全体を揺るがすほどの
フィンテックを活用したサービスが
展開されていない。

そして、そんな現状に諦めたのか。
もしくは、飽きたのか。

フィンテックの文字は、
登場する回数がぐっと減った。

代わりに登場回数を増やしているのは、
人工知能こと「AI」。

こちらも期待値は相当に高い。
フィンテックの二の舞いに
ならなければいいが。

フィンテックは終わっていない！

メディアなどでの登場回数が減っている
だけで、フィンテックが終わることはない。

常に新しいサービスが提供されるので、
いずれまたフィンテックに焦点が
当たる日が来るはず！

私の勝手な妄想と期待だが。
しかし、焦点があたれば
当然のことながら株価も上昇する。

フィンテック関連銘柄も複数あるが、
また流行りだす時、それは
フィンテック関連銘柄が上昇
するときだ。

ちなみに、「フィンテック関連銘柄」などの
キーワードで検索すれば、いろいろ
でてくる。

トーンダウンしている今こそ
最大の投資タイミングだ！

トーンアップするかどうかは
分からないが！