投資を勧める営業マン、本人は投資してる?

あるニュース記事で、現役の
不動産営業マンに不動産投資を
しているかを聞いた記事があった。

不動産に限らず、投資の営業マンは
自ら投資をしているのだろうか。

不動産投資は誰でも出来る訳ではない

不動産営業マンの記事では、
営業マン自身が不動産投資を
しているのかという質問をしていた。

そして、答えは「したくても
出来ない」だった。

不動産の場合、初期投資が
高額になるため、殆どの場合は
銀行からの借入で不動産を購入する。

投資用の不動産ともなれば、
軽く1億円くらいになるケースも多い。

まあ、数千万であっても、
銀行さんにお金を借りる以外に
方法はなかなかない。

そんなとき、不動産の営業マンは
銀行から融資出来ないと言われるらしい。

もちろん、不動産営業以外の
人は誰でも借りれるという訳ではない。

銀行も、お金を貸してちゃんと
返ってきそうな人にしか貸さない。

銀行が人を評価する際に、
属性と呼ばれるものを見る。

それは、その人が働いている
会社の規模であったり、
その給料であったり。

上場会社に勤めており、安定した
給与を受け取っている人は、
今後もこの安定した給料が
続くだろうと思われる。

銀行からすれば、
1番お金を貸したい人なのだ。

ある程度お金を持っている人は、
わざわざ銀行からお金を借りたりしない。

お金が全く無くて、収入もない
人には、銀行はお金を貸してくれない。

お金は無いけど、収入は
それなりにある、という人が
ターゲットになる。

では、不動産営業はなぜ
融資を受けれないのか。

それは、仮に収入が高くても、
殆どの場合には歩合での稼ぎ
としてみられ、来年は
どうなるかが約束されない。

むしろ、離職率の高い業界なので、
翌年には無職になっている、
なんてことも容易に想像できてしまう。

銀行からすれば、融資しにくい属性という訳だ。

証券マンは?

私もかつては証券マンだった。
そして、自分の経験から
お伝えすると、株はやっていた。

しかし、証券会社の社員は、
株の取引には一定の規定がある。

大きなもので言えば、
デイトレードや日計り取引など、
短期売買は禁止されていた。

なので、株は基本的には
長期投資として捉える
買い方しか出来ない。

だが、顧客に対してはそうではない。
保有株が上がれば売却を勧めて、
下がれば購入を勧める。

そのスパンはあまり関係がない。
買った当日に上がれば、
当日に売ることも勧めたりする。

証券マンが欲しいのは、
売買する際にかかる手数料だからだ。

顧客第一で長期投資として
株を勧めようものなら、
証券会社の収益はたちまち無くなる。

では、長期投資として
投資信託を勧める営業マンは
信頼できるのか。

答えはノー。
投資信託の仕組みを
理解している人なら分かるだろう。

投資信託は、売買時にはもちろん
手数料が発生する場合が多いが、
証券会社のお目当はそこではない。

投資信託が運用されている限り、
顧客が保有している限り、
証券会社には信託報酬という
手数料が何もしなくても入ってくるのだ。

本当に顧客のことを考えている
証券マンなら、勧めるのは
長期保有の株ではないかと思う。

まあ、この辺の考え方は
営業マンによって異なるが、
私の個人的な意見として
留めていただきたい。

何かを勧める人は、何かしらのメリットがある

不動産を勧める人は、当然ながら
不動産の売買手数料が目的。

証券会社の営業マンも、
売買手数料が目的。

では、利益を求めずに
勧めるという行為は、
果たして存在するのだろうか。

例えば、自分が行った
レストランがとても美味しく、
それを知人に勧めるという行為。

勧めること自体には利益は発生していない。

だが、勧める側の心理は、
自分が勧めた店に行った友人が、
あそこ美味しかった、教えてくれて
ありがとうという感謝が欲しい。

もしくは、よくあんな美味しい
お店知ってるねーという
羨望の眼差しが欲しい。

勧めた本人は否定するかも
しれないが、そんな欲求が
なければ、人に勧めるという
エネルギーを使うことはない。

人に勧められる時は、
相手がどんな欲求を持っているのかを
瞬時に見抜くことが出来れば、対処しやすい。

人の行動には必ず理由がある。
どこかのドラマの名ゼリフに
あったと記憶しているが、
まさにその通りだろう。

 

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