ポイント大手のTポイントを
運営するCCC（カルチュアコンビニエンス
クラブ）は、ネット証券大手SBIと組んだ。

Tポイントで株などを購入出来る
ようになるらしい。

でも、既にポイントで投資が
出来るようになっていたことは
ご存知だろうか。

ニュース記事の内容は？

冒頭にも書いたが、誰もがご存知の
Tポイントで、株が買えるようになる。

SBI証券とCCCが合弁会社を設立し、
ポイントによる投資商品の購入を
スマホだけで可能にするという。

最初にこの記事を見たときには、
「とうとうここまで来たかー」
という印象だった。

確かにポイントはほぼ現金として
利用できるので、投資商品を
買えてもおかしくはない。

しかし、今までになかった発想で
面白いなと思ったことも事実。

投資信託などを購入した際に、
ポイントが付与されるというものは
今までにもあった。

今度はその逆で、ポイントを
使って株が買えるという。

特にTポイントなどは、どこでも
貯まるような印象を受ける。

Tポイントを貯めていない人でも、
「Tポイントカードありますか？」
と聞かれたことはあるはず。

そのくらい、国内では最大手の
共通ポイント。

私のようにコンビニなどで
端数程度にしか使っていない
人間は、どんどん貯まっていく。

それを投資に回せるのは、
確かに投資への垣根が低くなりそう。

だが、実はポイントを利用して
投資が出来るものは以前から
あったらしい。

今までも買えた？ポイントで投資商品

今から約1年前、既にポイントで
投資信託を購入出来るように
なっているサービス（ポイント）があった。

それは、国内では3番手に位置する
ポイント、楽天スーパーポイント。

楽天の場合、自社グループで
楽天証券も存在する。

楽天証券で投資商品を購入すれば
楽天のポイントがたまる。

貯まったポイントを使って、
別の投資信託を購入することも出来た。

なーんだ、もうあるじゃん、と
思った方、そのとおり。

今回のニュース記事は、全く新しい
サービス、というわけではない。

しかし、それでもわざわざブログの
題材として紹介したのにはワケがある。

楽天は、会員数こそ多いものの、
実働アカウントはかなり減る。

楽天グループや楽天ポイントが
貯まるようなサービスを常に
利用している人ならどんどん貯まる。

しかし、楽天のポイント自身に
他のポイントと比べて劣る点がある。

それは、楽天ポイントが貯まる
店舗の数だ。

昔はサークルｋで楽天のポイントが
貯まった時代があった。

ところが、サークルｋがファミリーマートに
吸収合併されたことに伴い、
コンビニで楽天ポイントは貯まらなくなった。

いや、正式に言えば3大コンビニでは
たまらなくなったが、その他のコンビニは
楽天ポイントが貯まったりする。

ポイントの種類ごとに見てみても、
Tポイントが貯まるのはファミマを
はじめとして国内に約88万店舗。

ところが楽天は、自社サービスに
特化していることも考えると
52万店舗。

ポイントの流通量で比べても、
Tポイント、Pontaに続く3位。

つまり、楽天ポイントはたまり具合や
使える場所にも制限があり、
ポイントで投信が買えるという
内容もあまり知られていない。

今回のニュース記事の見どころ

ポイントで投信の購入も、既存サービス。
もちろん、投資商品購入時にポイント
付与も、それなりにある。

大事なことは、大手同士の提携
ということ。

SBI証券とCCC。
ネット専業1位と、ポイント事業1位。

ベンチャーがやるようなレベルではない。
それなりに周知力もあり、既存の
会員数も多い。

これで、ポイントによる投資商品の
購入が可能ということを知る人も
多いだろう。

問題は定着するかどうかだが、
大手同士の提携ということ。

多くのアカウントに対して、
それなりの先行投資が可能な提携。

トレンドを作る力も持っていると
言っていいだろう。

今回の合弁会社による
サービスの開始は来年に入ってから。

それが定着すれば、投資を
始める人も増えてくることが予想される。

購入までのハードルはどんどん
下がっていく。

しかし、投資商品の内容を
各個人がどこまで理解できるか。

そうは言いながらも影響力は
計り知れない。

果たしてポイントによる
投資商品の購買は定着するの
だろうか。

今後の流れに注目。