スマホゲーム会社、明暗を分ける決算

スマホゲームの利用者は、
全国で3,480万人という
データがあった。

実際の数字はさておき、
スマホゲームを主体とする企業の
決算が揃ったが、正に明暗を
分けた内容だった。

スマホゲームといえば?

スマホゲームと聞いて、
どんなタイトルを思い
浮かべるだろうか。

人の好みは様々だが、
昔から人気のタイトルは
今でも強い。

上位2大ゲームは、強かった。
しかし、これは過去形。

コマーシャルでもよく
やっている、パズドラとモンスト。

スマホゲーム業界を牽引したと
言っても過言ではないだろう。

そこに驚異の勢いで割り込んで
きたのが、LINEのディズニーツムツム。

利用者数が圧倒的に多い
LINEの、ゲーム部門という
感じだろうか。

ある記事によれば、現在の
利用者数が1番多いのが
LINEのツムツムらしい。

2大巨塔が追い抜かれる
形になったが、それでも
2位と3位を守っていた。

そして少し前の、
ポケモンGOのリリース。

後塵をスタートしたこのゲームは、
今までと違った現実世界との
融合が受けて、あっという間に
上位に食い込んだ。

古参の2大ゲームも必死に
食らいついていたが、ここに
来て大きく差が開く結果になった。

2大ゲームの運営企業

パズドラとかモンストと
聞けば、ご存知の方も多いだろう。

パズドラは、ガンホーオンライン
という会社が運営している。

ガンホーといえば、株の世界では
10倍以上の値上がりを見せた、
テンバガー銘柄としても有名。

そして、モンストはmixiという
会社が運営している。

そう、一時期流行った招待制の
ウェブ日記を展開していた会社だ。

日記サービスが下火になり、
ゲーム業界に名乗りを上げて
作ったのがモンストだ。

両社とも、スマホゲームが
流行り始めた頃はかなりの
注目を集め、株価も業績もうなぎのぼり。

ところが、競合が次々と登場し、
ゲーム業界のマンネリ化も進む。

両社とも、今までの飛ぶ鳥を落とす
勢いが消え去り、生き残りをかけた
展開に陥っていた。

様々な施策を施し、業績回復を
狙った両社だったが、
そこから先は明暗を分けた。

パズドラは増収増益、モンストは減収減益

勝ったのはパズドラ。
負けたのはモンスト。

まあ、単純にゲームタイトルだけで
判断していいかどうかも疑問だが。

パズドラを運営するガンホーは、
様々な施策の効果で休眠ユーザーの
掘り起こしに成功したらしい。

今期は見事に前年比で
60%程度の増収増益。

前期までは順調に利用者数や
収益が右肩下がりだっただけに、
この功績は目を見張るものがある。

一方のモンストは、利用者離れが
そのまま続き、収益も下落を続けた。

これといった回復施策が
あるわけでもなく、指をくわえて
下落を見ていた結果だろう。

前期に比べて40%程度の
マイナスとなったが、さらに
来期の予想が90%近くの減収を予想。

つまり、モンストの運営主体自らが
モンストはもうダメ、と
言っているようなもの。

2大ゲームタイトルの今後は、
モンストが姿を消していく一方で、
パズドラは第2成長期を迎えるのだろうか。

だが、これはあくまで
ゲームタイトルとしての話。

特にモンストを運営するmixiは、
他の企業との合弁や、スポーツ分野への
取り組みなど、新しい事業にも着手している。

一方のガンホーは、決算こそ
好調だったが、スマホゲーム
という路線からは逸れていない。

スマホゲーム業界での盛り返しが
実現するならガンホー、新事業への
道が功を奏するならmixi。

まあ、どちらにしても安定した
道ではない。だからこそ、株価も
大きく動き、ハイリスクハイリターン
の銘柄となる。

どちらに投資するか、
もしくはどちらも傍観するか。

投資判断はもちろん自己責任だが、
ややギャンブルに近い
投資と言えるだろうか。

 

こんな記事も読まれています

人気の学習カリキュラム

教えて編集長!投資に関する疑問にお答えします
  • 無料会員受付中入会費ゼロ年会費ゼロいますぐ登録
  • 12ヶ月ベーシック会員なら9800円で1960円OFF

マネヤックセミナー情報はこちら

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です