経済団体が旗を振って
始まったプレミアムフライデー。
始まってまだ半年も経過して
いないが、もう既に
嫌なムードが。
そして、プレ金と呼ばれる
この施策に関連した団体が
姿を消すことになった。
姿を消すことになったのはシンクタンク
シンクタンクとは、直訳すれば
think(考える)tank(水槽)で、
様々な解析を行い、レポートを
作成するところ。
大企業、特に経済に密接な
つながりをもつような業種では、
子会社などにシンクタンクを
もつ会社も多い。
今回の話題に登場するシンクタンクは、
日本でも4強の一角を担う監査法人、
「新日本有限責任監査法人」の子会社。
名称は「EY総合研究所」だが、
6月末で解散している。
このシンクタンクは、
プレミアムフライデーが
スタートする前に、レポートを作成。
その内容は、一言で言えば
「プレ金はいいよー」である。
もう少し詳しくみてみよう
さすがに一言すぎるので、
もう少し詳しく。
プレミアムフライデーの取組により、
経済効果として直接の消費で
約3,000億円程度。
それに関連する生産などで
7,500億円程度の経済効果が
期待できるという内容だった。
他にも様々なレポートを作成している
信頼あるシンクタンクの試算は、
間違っていると揶揄するものはおらず。
このレポートを元に、「プレ金」こと
プレミアムフライデーはスタートした。
結果は・・・もちろん、
いやいや、終わった話ではない。
今でも続いている・・・はず。
続いてますよね?
7月の最終の金曜日に、
ニュースで見た覚えがない。
終わったかどうかは分からないが、
明らかにトーンダウンしている。
数字が・・・ね。
午後3時の退社を実行した企業は、
全体のわずか1.8%。
この数字は、なかなか増えない。
それもそのはず、企業にとっての
メリットは少ない。
プレミアムフライデーの
公式サイトには、ロゴマークの
ダウンロード数も随時更新されている。
3月1日時点で5,000DLを
突破したとニュースになっていたが、
今日現在、7,742DL。
一応は増えているが、
4ヶ月経過して2,700しか
増えていない。
数字は関係ないが、ナビゲーターとして
公式サイトにも登場している関ジャニ∞は、
この状況をどう思っているんだろうと
考えてしまう。
税金が投入されたのに
プレミアムフライデーに使われた
税金の費用が今のところは
効果をあげていない。
2016年の特別予算では2億円の
広告費が計上されていた。
2017年の実施なので、それ以上の
広告費が使われているだろう。
ロゴの作成やサイト維持など、
他にもいろいろとお金が
かかっている。
10億円は超えてるのかなーと
思うが、確かな数字は表に
でてこないだろう。
まぁ、まだ終わってはいない。
終わっていないと思う。
終わってないんじゃないかな。
ま、ちょっとだけ覚悟しておこう。
さだまさしの「関白宣言」から
抜粋したフレーズ。
妙に合うのが切ない。