無人カフェ、その名も「変なカフェ」開店。この展開の先には。

旅行代理店大手のH.I.Sは、
ロボットが運営する
無人カフェの展開をスタートさせた。

既に展開している無人ホテル、
その名も「変なホテル」などは
話題を呼んだ展開。

このニュースを面白いととるか、
何も感じないか、恐怖と捉えるか。

H.I.Sの展開

旅行代理店大手のHIS。
特に、海外旅行の分野では
業界1位。

そして、この会社は単なる
旅行代理店では終わらなかった。

様々な理由はあるが、
現在は長崎のテーマパーク、
ハウステンボスを運営。

そして冒頭にもあった「変なホテル」
を展開し、今度は「変なカフェ」を
スタートさせた。

まるで業種の違う事業で、
通常の企業としてはあまり例が
ないような経営の仕方だ。

これは、同社の代表である澤田氏個人
の突出した経営手腕が買われた
結果である。

今回の「変なカフェ」は、人件費が
かからないことでカフェ自体の
運営費が3割程度カットできる。

その分、コーヒーの価格を抑えての
提供が可能になっている。

現在は同社が運営する「変なホテル」内や
ハウステンボス内に設置を予定。

許認可等の問題がクリアされれば
単独での店舗展開も見えてくる。

これって明るい未来?

話題をさらう内容ではあるが、
ここで今一度考えてみよう。

消費者にとっては、安価に
本格コーヒーが飲める。

企業にとっては、商品価格を
抑えても、既存の珈琲店より
高い利益を稼ぐことができる。

なんだ、いいことだらけじゃん!
と思いたいところだが、
話はそんなに単純ではない。

確かに現在は人手不足と
言われている。

しかし、珈琲店でアルバイトや
パートとして働く人も多い。

そんな人たちが不必要になるのだ。
そんな人たちの収入がなくなるのだ。

少し話は逸れるが、最近では無人化が
大きく進んでいる。
そう、AI(人工知能)だ。

AIの発達により無人化が急速に
進み、ロボット工学の進歩により
更に無人化が加速する。

無人化が加速すればするほど、
人がこなしていた大部分の職が
無くなっていく。

今回の変なカフェは、人がいらない。
雇用を生み出さずにサービスを
提供するビジネスモデルだ。

誰でもできるという職業は、
どんどん無くなっていく。
そして、着実に仕事を奪う。

無人化の事例は多数

変なカフェや変なホテルはもちろん、
それ以外にも無人化は進む。

最近注目を浴びている
Amazonの無人化コンビニ。
レジ打ちする店員はいない。

そして、ドローンによる配達。
配送ドライバーがいない。

配送される荷物の仕分けも、
無人化倉庫になりつつある。

タクシーも、自動運転の技術の
進歩でそう長くはない未来で
実現されるとみられている。

国内大手のシンクタンクである
野村総研のレポートでは、
今後10〜20年間の間で
AIにより約49%の仕事が
無くなると発表している。

自動化がもたらすメリットと
その裏側に潜むデメリットを
正しく理解し、押し寄せる
時代の波に対しての防御を
考えておかなければならない。

 

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