日経平均株価。
毎日のようにニュースで
報じられる。
「日経平均って何？」と
分からない人は、おそらく
人口の半分以上ではないか。
そんな危惧を抱きつつ、
簡単に説明したうえで
今回の入替えをみてみよう。
日経平均株価とは
一言で言えば、
「日本の株式市場の動きを
知るための数字」である。
日経と名前がつくだけあって、
算出・公表は日本経済新聞社。
東証1部に上場する企業の中で、
各業種ごとに優良企業を選定。
選定された銘柄の株価を
計算し、平均した価格となる。
ちなみに、明確な選定基準は公表されて
おらず、ある程度は日経新聞社の
裁量で決定される。
ついでに紹介しておくと、
TOPIXと呼ばれる数字も
ニュースで報じられる事が多い。
TOPIXは東京証券取引所が
算出・公表しており、
東証上場のすべての銘柄を
計算した指数となる。
日経平均採用銘柄の入替え
日経平均採用銘柄は全部で225銘柄。
その中身は、基本的に年に1回の
ペースで見直しがされる。
実際の入替えは10月の第一週と
決まっているが、発表は9月上旬。
そして、今回の発表につながる。
そして補足だが、今回の入替えは
「定期入替え」で、基本は毎年
行われる。
銘柄の入替えが行われない年も
あるらしいが、あまり記憶にはない。
そして、定期ではなく「臨時入替え」も
ある。これは、組入銘柄が
上場廃止もしくは東証2部降格などが
行われた際のこと。
最近では「東芝」が2部降格となり、
代わりにセイコーエプソンが入った。
一昔前は、「シャープ」が2部降格となり、
代わりにヤマハ発動機が採用された。
