株価の大幅下落について

クリスマスの大暴落。
株を保有している人にとっては
とんでもないプレゼント。

下げ幅も記録的な大きさで、
市場関係者も悲観の声が。

原因と、今後の予想を
見ておこう。

クリスマス大暴落はどの程度?

日経平均株価は、終値ベースで
1010円の下げとなった。

今までの証券市場の歴史に
おいて、1000円を超す下げは
20回程度あった。

2年に1回くらいのペースで
1,000円を超す下げが発生している。

実は、そんなペースでの大幅下落にも
かかわらず、前回の大幅下落は
今年の2月。

つまり、1年で2度目の
1000円を超す下げ、というわけ。

たまに起きる大地震のような
もの、と思えばいいかもしれない。

まぁ、起こったことはどうしようもない。
問題は、原因を追求して今後を
予測することだろう。

大幅下落時に必ず見られる兆候

いつの大幅下落時も、必ずと
言っていいほど当てはまる現象がある。

それは、前日のアメリカの株価が
大幅に下落したときだ。

つまり、簡単にいえば
アメリカが下がった翌日は
日本も下がるということ。

この連動の方程式は、今も昔も
全く変わっていない。

つまり、市場参加者はアメリカの
市場を見て日本の市場を占う。

そして、大方のアメリカの下落は、
アメリカ経済の先行き不安から。

日本経済の先行き不安で
下げることもちょくちょくあるが、
1000円を超す大幅な下げは、アメリカが
原因と思って間違いないだろう。

それでは、アメリカが何をしたことが
原因で下落したのか。

はっきりとした理由は定かでは
ないが、やはりトランプ大統領の
動向が大きな原因だと言われている。

トランプ大統領と、アメリカの
金融政策を行うFRBとの間で
大きな確執が生まれ、表に出た。

それがきっかけで、市場心理を
冷やし、売りが売りを呼ぶ展開に。

つまり、今後の日経平均の行く末を
予想する際には、アメリカが
どうなるかを念頭において考えねば
ならないということだ。

今後の株価の予想は?

各証券会社では、年末の株価予想
なるものを発表している。

しかし、どれも○○円〜○○円と
かなり大きな幅をもたせており、
はっきりいって参考にならない。

まぁ、短期的な上がり下がりは
この際少しおいておこう。

問題は、長期トレンドが上昇なのか
下降なのか。

様々なアナリストと呼ばれる人が
様々な無責任な意見を掲載している。

日本企業の収益が減っている
わけではないので、買い場だと
言っている偉い人もいる。

逆に、大幅な下げなので今後も
影響を受け、まだまだ下がるのでは、
と危惧する専門家もいる。

ここで、勝手な持論を展開しておこう。
今後の行く末、結論は「待て」だ。

そう思う理由は、日経平均の
チャートがある。

今年に入っても21000円前後を行ったり
きたりしていた。

つまり、専門用語で言えば、
「ボックス相場」にはいっていたわけである。

ところが、クリスマス暴落も
含めて連日の下落により、
ボックス相場が崩れた。

ボックス相場の下っ端なれという
現象で、下落が続くようなチャートの
形となっている。

もちろん、理由はそれだけではない。
原因となっているアメリカの
先行き不安が払拭されていないからだ。

いくつもの懸念を抱えている
トランプ政権は、そんなにすぐには
立て直せそうにもない。

それどころか、アメリカ国内の
内情不安と外交不安の両方が
悪い方向へと動いている。

これも、専門用語でいえば
ファンダメンタルズが崩れて
いるので、今後も厳しいということになる。

心理的な底であった20000円という
日経平均株価を軽く超えたことも
あり、もうしばらく先行き不安な
相場が続くだろう。

もちろん、勝手な個人の見解。
現に、今日の日経平均は反発で
上げて終わっている。

私は生徒さんや知人に今後を
聞かれると、決まって「待つのも
相場」であることを告げる。

今はまだ上昇トレンドを
持ち直すようなチャートには見えない。

まぁ、最終的な判断はもちろん
自己責任となるが、よく考えて
投資の可否を判断しよう。

 

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