ローソンの銀行業参入、ローソン銀行がいよいよスタート

コンビニ大手のローソンが
銀行業をスタートさせる。

9月10日に開業、10月15日に
サービス開始を予定している。

今日は、この話題を
紐解いてみよう。

小売業の銀行参入

既に定着しているコンビニでの
ATM事業。

急に現金を引き出す必要が
あった際に、遠くの銀行ATMより
近くのコンビニATMを利用。

そんな利用シーンが普通に
展開される現在。

コンビニの先行はセブン銀行だが、
小売業に視野を広げれば
イオン銀行なども存在している。

とはいうものの、ローソンにしても
ファミリーマートにしても、
店舗にはATMが設置してある。

簡単にいえば、自社展開か
場所貸しか、という違い。

自社展開の方が利益は上がるが、
それ相応に先行投資や管理運営の
大変さがある。

先行するセブン銀行がATM事業で
安定した利益を出しているので、
要はマネするということだ。

しかし、後発となる銀行業。
先発組と同じことをしていては、
儲からない。

そこで、ローソンは様々な
展開を模索することだろう。

そして、そのバックには
巨大企業の影がある。

企業の関わりを知っておこう

今回のローソンのATM事業は、
ローソン銀行という名称の
企業が展開する。

その名の通り、ローソンの
子会社となる。

ローソンが95%を出資しており、
残り5%は三菱UFJ銀行が
株式を持つ。

そして、親会社となるローソンも
また、ある企業の子会社となる。

その、ある企業とは三菱商事。
三菱グループの中核に位置する
総合商社だ。

三菱商事がおじいちゃん、
ローソンがお父さん、
ローソン銀行が息子。

そして今回の銀行業参入は、
おじいちゃんの意向が強い。

おじいちゃんが持つネットワークや
資金、ノウハウを活用するという。

息子からすれば、おじいちゃんの
力を借りて展開出来るので、
見通しは明るい。

ここで少しおじいちゃんの
ネットワークを見てみよう。

三菱系の企業は複数存在する。
というか、多すぎ。

すべてを紹介しても仕方ないので、
よく聞く企業を紹介しよう。

・三菱UFJ銀行
・三菱電機
・三菱重工
・三菱自動車
・三菱地所

三菱と名のつく企業はまだまだあるが、
そのほとんどはグループ企業。

そして、三菱の名前はついてないのに
三菱グループ、という企業も。

・キリンホールディングス
・旭硝子
・日本郵船
・ニコン
・大日本塗料
・ローソン

40社弱の上場企業が
三菱グループとして存在。

それほど強力なネットワークが、
総力を挙げてローソン銀行を
手助けするわけだ。

2番煎じは成功するのか

業界での2番煎じ。
どんなサービスを展開するのか、
期待が高まる。

どんなサービスでも、後発のサービスは
先発サービスと比較される。

そして、多くの2番手がとる手法は、
「魅力的なサービス」もしくは
「安価な料金体系」だ。

どちらにしても、消費者にとっては
嬉しいもの。

グループ力があるからこそできる、
驚くようなサービスを期待してしまう。

サービス開始まで約1ヶ月。
ローソン銀行のサービスは
どこまで進化を遂げるだろうか。

ローソンのファンは、
期待してローソン株に
投資するのも悪くない。

 

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