経済用語集【あ行】

「あ」から始まる用語

赤字国債(あかじこくさい)

国が発行する債権を国債といいます。赤字国債(特例国債)は普通国債の一つで、特例国債法に基づいて国の歳入不足を補うために発行される国債です。1994年度以降は毎年発行され続けています。

「い」から始まる用語

ETF(イーティーエフ)

ある指数に連動して運用される投資信託の1種で、「日経平均連動型」や「TOPIX連動型」などの他にも、いくつかの種類がある。投資信託の部類になりながらも株と同様に上場しており、購入方法も株と一緒。運用手数料がかかる点では投資信託だが、運用手数料は一般の投資信託と比べて安いのも特徴。

委託手数料(いたくてすうりょう)

証券会社を通じて投資家が株式等の売買する時に、投資家が証券会社に対して支払う売買手数料のことです。

インサイダー取引

会社の内部者情報に接する立場にある会社役員等が、その立場を利用し会社の重要な内部情報を知り、その情報が公表される前にこの会社の株式等を売買する行為。一般の投資家との不公平が生じ、証券市場の公正性・健全性が損なわれるため、証券取引法で禁止されている。

「う」から始まる用語

運用会社(うんようがいしゃ)

投資信託において、資産(信託財産)の運用方針や商品内容を決定し、資金の実質的な運用を行う機関。「投資信託委託会社」や「委託者」とも呼ばれる。一般的に、投資信託では「販売」、「運用」、「管理・保管」を別々の専門機関が担っており、運用会社は投資家(=「受益者」)から資産の運用を委託され、受託銀行への指図を通じて、資金の実質的な運用を行う。なお、信託財産は受託銀行によって分別管理されているため、運用会社が万一破綻した場合も、信託財産は保護される。

「え」から始まる用語

円貨建て債券(えんかだてさいけん)

利払いと償還が円貨で行われる債券のことをいう。直接的に為替市場の影響を受けない債券。円建外債(=サムライ債)も円貨建て債であるが、これは、外国政府又は外国法人が日本国内で円貨建てで発行する債券の総称である。

「お」から始まる用語

大引け(おおびけ)

証券取引所で1日の最後の取引をさす。午前立会(前場)と午後立会(後場)に分かれる売買立会において、前場の最後の取引を前引け、後場の最後の取引を大引けという。大引けで付いた終値は引け値と呼ばれるが、引け値が付かないまま取引が終了した場合には、ザラ場で最後に付いた値段が終値となる。

OPEC(オペック)

日本語で言うと「石油輸出国機構」。石油の価格がアメリカの市場に左右されており、これに対抗するために石油産出国が手を組んだもの。石油価格に影響を与える発表などを行う。
例)OPECが「石油の算出を控えます」→石油価格の高騰