今日(24日)の11時より、
宝くじ公式サイトにて
宝くじが買えるようになる。
え?今まで買えなかったの?
と思う方もいるだろう。
今日は宝くじについて。
今までは買えなかった?
結論から言えば、今までもネットで
購入することはできた。
ただし、指定された金融機関の
口座を開設していることや、
その金融機関のサイトからでないと
購入できなかった。
指定された金融機関口座からの
引き落としで買う方法しかなかった。
簡単に言えば、不便さがつきまとう
ネット販売、といったところ。
そして今回は、金融機関に関係なく
公式サイトで買えるようになる。
しかも、クレジットカードでの
購入も可能。
様々な制限があった宝くじネット販売は、
本日、全面的に解禁されるわけだ。
スクラッチくじ以外は、すべての
種類の宝くじが購入可能。
しかも、1%のポイントがつくらしく、
次回の購入時にはそのポイントを
消費して購入が可能となる。
当選した場合は、その当選金も
自動的に支払われ、換金忘れも
なくなる。
当選を確認するような手間も
省ける。
宝くじの現状
宝くじは、昨年度の売上が
7800億円。
大きい数字だが、実はここ数年は
着実に売上が減ってきていた。
10年前くらいは、1兆円を超す
売上があった。
様々な理由が取り沙汰されているが、
宝くじ離れがすすんでいた。
そして今回のネット販売解禁で、
売上回復を見込む総務省がいる。
ちなみに豆知識だが、宝くじの
収益金は販売した各自治体へ
振り分けられる。
しかし、その割合は約40%で、
しかも謎の公共団体に振り分けられる。
以前、事業仕分けでも指摘されていたが、
公益法人のすべてが、官僚の
天下り先だったことが判明し、
大きな話題をさらっていた。
そしてもうひとつの豆知識。
宝くじ売り場は、審査等はあるものの
誰でも開業することが可能。
300円のくじを1枚売ると、その
6%にあたる18円が収益となる。
10枚3000円で180円。
100枚30000円で1800円。
1000枚300000円で18000円。
この利益率がいいと思うか
悪いと思うかは人それぞれだが、
誰でも商売として検討も可能。
宝くじはギャンブル?
お金が絡むものには、還元率と
呼ばれる概念が存在する。
いわゆる、投資した金額のうち
いくらが返ってくるか、だ。
還元率が100%を超えれば
儲かる、という認識で。
パチンコなどは、約85%。
競馬や競輪などの公営ギャンブルは
約70%。
そして、宝くじはなんと約47%。
つまり、「負ける」ものということ。
それでも買う人がいるのは、
やはり一攫千金の夢が
詰まっているからだろう。
300円で宝くじを購入し、
1等が当たれば数億円。
この倍率は、パチンコや
競馬では実現不可能だ。
ただ、当選確率は1000万分の1と、
極めて低い。当たり前だが。
東京都の人口が1200万人くらい。
東京に山程いる人の中で、
たった一人が当選する、というもの。
冷静になって考えれば、まぁ
当たることはないだろう。
しかし、「もし当たったら・・・」
という夢は捨てきれない。
当選はあまり期待せずに、
自治体への寄付のつもりで
購入する方がいいだろう。
寄付の心で購入しつつも、
「もし当たったら・・・」と
当選金の使いみちを考えることで
楽しくなってくる。
なので、今日の結論。
宝くじは「ギャンブル」ではなく、
「寄付」である。