『就業構造基本調査』なるものが
13日に公表された。
就業者、いわゆる働く人達の
統計をまとめたもの。
様々な種類のデータが
公表されているが、同年代の
平均収入は気になるところだろう。
統計概要
総務省の管轄下にある、
統計局というところが
調査した内容。
多くの税金が使われているだけに、
公表された数字などは知っておいて
損はないだろう。
この『就業構造基本調査』には
就業に関するあらゆる統計が
盛り込まれている。
都道府県別の就業者数であったり、
就業している年代であったり。
雇用形態の割合だったり、
介護による離職の数だったり。
かなり多くの種類の統計が
公表されており、すべてに
目を通す人なんているのかな、
と思ったりもする。
この統計の使い方は様々で、
企業のマーケティング活動に
使われたり。
もしくは、プレゼンの資料などの
補足データに活用されたり。
使うかどうかはおいておいて、
存在くらいは知っておこう。
そして、その中でも一般人が
気になるデータ、それが
年代別の収入。
自分の年代は、いくらくらい
稼いでいるのか。
自分の年収は、平均より
上なのか、下なのか。
すべてに目を通すのは時間が
かかるので、目を通した人の
ブログ記事から抜粋した。
40代前半の収入
このサイトも、閲覧者で
一番多いのが40代前後。
投資に興味を持ち始め、
投資の余力が出来た人たち。
さて、40代前半の収入の
平均はいかほどか。
ざっくり平均は、年収で
472万円。
これは、いわゆる「手取り」
ではなく、「総支給」の金額。
大まかに税金や社会保険で
引かれる割合を20%と考えれば、
手取りが377万円程度。
40代前半の手取りが377万円。
月に換算すれば、31万強。
年間の計算なので、ボーナスなども
含んだ月収。
ボーナスを夏2ヶ月、冬2ヶ月の
合計4ヶ月分で計算すると、
月の手取りは23万円程度。
この数字を見て、どう思うかは
人それぞれだろう。
40代前半(40〜44歳)の例なので、
自分の年代や性別が違う場合は、
『就業構造基本調査』で検索して
確認することが出来る。
昔に比べたらどうなの?
ブログ記事では、25年前の
1992年の収入と比較していた。
40代前半の収入で、
1992年の平均は約524万円。
2017年の平均は約472万円。
見事に下がっている。
これについても考察があった。
40代前半は人が団塊世代ほどでは
ないにしろ、多め。
そして、就職難の時代。
非正規雇用が多かった世代。
管理職になる人数も自然と
少なかったのでは、という感じの
考察だった。
まぁ、原因はいろいろと
あるだろうが、現実は現実。
収入は減っているのに、
税金や社会保険料は値上がりしている。
そして、物価も上昇しており、
昔と比べて生活は困窮するのは
当たり前という統計の結果。
この現状を踏まえて、政府は
副業の流れを作ったり、投資による
自己責任での資産形成を促している。
高校の無償化など、子育てに
費用がかかる世代への助け舟も
出したりしている。
これを世の中のせいに
してはいけない。
自分が生き残るためには、
自分でなんとかしないといけない。