「◯◯が値上げ」
こんなニュースが連日の
ように飛び交う。
今年6月に缶ビールの
値上げが行われたビール業界。
今度は業務用の樽なども
値上げされることになった。
大事なのは、値上げしていると
知っておくこと。
今年に入って値上げされたもの
何がどの程度値上げされて
いるのかを知っておこう。
下記は、あくまでも一部。
だが、しっかりと覚えておこう。
・はがき(52年→62円)
※年賀状は52円で据え置き
・缶ビール(10%程度)
・バター(1〜2%程度)
・タイヤ(6%程度)
・ティッシュ・トイレットペーパー(10%程度)
・オリーブオイル(10%程度)
・小麦粉(2〜3%程度)
・業務用米
・鳥貴族メニュー(280円→298円)
・すかいらーくグループメニュー(15円程度)
・ヤマト運輸料金(平均15%程度)
・地震保険
・生命保険
・社会保険
大きく報道されている一部を
書き出したが、キリがない。
大事なことは、値上げされている事実を知ること
どれも数%〜15%程度の値上げ。
消費者としては、実感しにくい。
いつの間にか値上げされている。
そして、なんとなく出費が増えていく。
にも関わらず、収入は増えて
いない。もちろん人によるが。
日銀が目標としている
物価上昇率は2%。
ここまで値上げばかりだと、
物価上昇率はすごいことに
なっているんじゃないかと思う。
実際の物価上昇率の計算は
もっと複雑なので、結局は
2%弱の数字で収まるのだろう。
とにかく漠然とでも
知っておかなければならないのは、
「全体的に値上げされている」という事実。
投資の話に
さて、全体的に値上げされる
ということは、企業の稼ぐ
利益は多くなるということ。
企業業績が良くなると、
賃金が上昇。
賃金の上昇で消費の上昇。
こんなスパイラルを狙って
いる日銀だが、うまく進まない。
賃金の上昇には結びついて
いない現状がある。
企業は内部留保をする。
つまり、お金を貯める。
なので、一方的に企業の
利益が増えるだけで、
消費者は打撃しか無い。
それを前提によく言われる話だが、
今まで1ヶ月20万円の生活を
していたとしよう。
なんでも値上がりして、
同じ生活をするためには
21万円(5%値上げ)必要になる。
賃金は上がっていないので、
手持ちから出すしか無い。
仕方なく貯金を取り崩すが、
10年前に貯金した10万円のお金は
増えていない。
つまり、10年前の10万円の貯金は、
現在の価値で計算すると
8万円程度の価値に減っている計算になる。
大事なところなのでもう一度。
10年前の10万円では
1923枚のハガキを出せた。
今の10万円では
1612枚のハガキしか出せない。
10年前の10万円では
3333ロールのトイレットペーパー。
今の10万円では
2800ロールのトイレットペーパー。
10万円で交換できる
商品の量が確実に減っている。
貯金も増やそう
物価の上昇に合わせて、
貯金額も増やすべきだ。
しかし、貯金だと増えない。
何かしらの投資をしないと増えない。
投資が怖い、などと言って
貯金のままだと、確実に減っている。
貯金のままのほうが怖いのだ。
何も知らずに貯金のままだと、
確実に損が出る。
さぁ、勉強しよう。
お金の勉強をしよう。
お金に困らないために。