先週は目白押しでしたが・・・

先週は忙しくてブログを
サボってしまったが、
書きたいことが沢山あった。

先週の大きな流れを振り返りつつ、
今週の動きを予想していこう。

ZOZOの売却

一番大きな話題は、なんと
言ってもZOZOの売却劇だろう。

トップが女優さんとお付き合いして
いるとかで話題にもなっていた、
アパレル通販の大手。

カリスマ経営者として
もてはやされていた人物が、
下した大きな話題。

ヤフーのグループ傘下に、
会社を売却したという話だ。

ZOZOの経営者が持つ株式
37%のうち、30%を
ヤフーグループに売却。

残りの21%を、株式市場にて
TOBで取得する予定で、合計51%を
取得して実質の子会社化をするという。

もちろんTOBが成立しないと
いけない前提はまだ残っているが、
敵対的な買収ではないので、
おそらくそのまま成立するだろう。

買収にかかる金額は、約4000億円。
それなりに大きな数字である。

ZOZOの経営者は、今回の
売却決定直後に退任を発表。

今後は、7%の株式を保有する
株主として配当などの権利は
そのまま持つが、経営にはタッチしないという。

通販業界で出遅れているヤフーが、
ZOZOのメイン顧客である若年層の
取り込みを図るという。

一連の流れで、ZOZOの株価は
TOB価格の近くまで急騰。

TOB成立までの約1ヶ月間は、
高止まりをして値動きがないだろう。

ZOZOの上場は今後も続くとのことで、
ヤフーグループの傘下が増えた格好だ。

日産の人事も

もう一つ話題になっていたのは、
カルロスゴーン氏の話題が大きかった、
日産自動車。

こちらもカリスマ経営者と
言われていた企業トップが、
背任等で会社を追われたというお家騒動。

そんな日産自動車の現在のトップが、
業績不振などを理由に社長から降りるという。

自分から代表を辞任すると
発表したらしいが、株主や取締役からは
相当な圧力があったようだ。

言い方はあまり良くないが、前CEOを
トップの座から引きずり下ろした
経緯は、よく報道されていた。

多少の不正はあったとしても、
わざわざ司法当局と手を組んでまで
引きずり下ろしたことで、イメージは良くない。

そこにきて、業績不振ときたもんだから、
社長の解任などの話はでて当然だろう。

取締役には留まるとの話だが、
社内外のイメージが良くない
経営陣が残る限り、企業イメージも変わらない。

日産自動車には、今後も株主から
批難をを浴びることとなるか。

隠れた話題、CASHの解散

大きな話題に埋もれがちだが、
こちらも衝撃的な話題。

家にあるブランド品などを
写真に撮ってすぐに現金化
出来るという、画期的なサービス。

CASHというアプリで、サービス開始の
数時間後には買取額が3億円に
達して、サービスを中止した。

話題性は抜群で、その後の展開も
注目される展開だった。

一旦はDMMに株を売却して傘下に入り、
さらなる成長を見せるかと思われていた。

ところがそこから1年くらい経過
したとき、DMMから独立。

しかも、売却時の価格の10分の1程度の
金額で株を買い戻して、独立。

様々な憶測が飛び交ったが、
当時のDMMの代表は、「敗戦の将は
多くを語らず」と意味深な言葉を。

結局、単独経営に戻り、独自路線を
突き進むと見られていた。

ところが先日、突然の解散宣言。
事業を身売りして、商売を辞めると。

ZOZOほどの規模ではないにしろ、
スタートアップ企業の中でも
注目株だった。

それが、志半ばで突然の解散宣言。
一体何があったのか、今のところは
ベールに包まれたまま。

ただ単に収支が悪化したのか。
外部圧力があったのか。
内紛があったのか。

真相は別として、解散は事実。
日本のスタートアップ企業が、
ひとつ姿を消した。

大きな報道の影に隠れた、
残念なニュース。
やはり、事業継続は難しい。

 

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先週は目白押しでしたが・・・” への2件のフィードバック

    1. おっしゃる通りですね。
      アメリカ生まれかもしれませんが、日本で独自の成長を遂げて
      今では日本を代表する会社です。
      オリンピックで日本代表選手を応援するような気持ちになります!

秋元 朱里 へ返信する コメントをキャンセル

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