決算発表の、下方修正銘柄

決算発表シーズン。
特に今回は、本決算前の
企業が多い。

その中でも、業績が思ったよりも
良くない場合に行う「下方修正」を
発表したものをピックアップしてみよう。

下方修正とは

もともと、「今年はこれだけ
やります!」と目標を発表して
1年をスタートする。

ところが、1年を待たずして
当初の目標が達成されそうに
ない場合には、早めに修正する。

それが下方修正。
企業からすれば、
「ごめん、出来そうにないや」。

それを見る投資家からは、
「マジかよ!勘弁してくれよ!
これだけやるって言ったじゃん!」

周囲が期待するような数字を掲げて、
その期待に答えようとするが
結局は達成出来ない、という感じ。

逆に上方修正という言葉があるが、
株をやっている人には、この
二つの言葉には敏感になる。

下方修正が一旦発表されれば、
株価は大きく下がることが多い。

それでは、今回の決算発表シーズンで
気になる銘柄をいくつかピックアップ
してみよう。

下方修正銘柄

すべてを紹介することは
不可能だろう。

上場企業が4000弱ある中で、
1〜2割の企業が下方修正をする。

ちなみに、1〜2割の企業は
上方修正をするし、残りの
企業は予想をそのまま据え置く。

なので、少し大きい企業の
下方修正を集めてみた。

まずは、野村HD。
野村證券などの持株会社。

最終赤字が1000億円にものぼる。
前年は2000億弱の黒字だったので、
インパクトもデカい内容だ。

大手家電メーカーである、
三菱電機、パナソニック、シャープも
揃って下方修正。

中国の景気減速が原因だと
言っているが、本当にそうなんだろうか。

そして、未だ渦中にいる
日産自動車。

これだけの騒動を起こしているし、
ブランドイメージも良くない。

くわえて、様々な対応にかかる費用を
計上していくと、まぁ下方修正は
当たり前だろうか。

そして、勢いのあったZOZO。
昨年10月にスタートトゥディという
社名からZOZOに改名したばかり。

スーツ事業がうまくいって
いないらしいが、最近耳にする
ZOZO離れが原因の一端もあるだろう。

昨日発表のあった意外な企業で、
アシックスも。

国内でのシューズ販売が伸び悩み、
不採算店舗の閉鎖にかかる費用も
重しになったんだとか。

オリンピック前なのに?と思うが、
これは何か別の要因がありそう。

出版大手であるカドカワも。
黒字から赤字に下方修正。

もともとの出版事業はまずまずだが、
子会社のウェブ事業であるドワンゴが
足を引っ張ったらしい。

さらには代表の降格人事まで
発表されたことで、話題になっている。

まぁ、紹介したらキリが無いが、
こんな企業が下方修正している。

下方修正した企業の業界全体を
見る上でも、参考になるだろう。

 

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