子供向けのマネー教室の中身を少しご紹介

東京で行われた子供向けの
マネー教室の潜入取材記事があった。

主催はマネックス証券で、投資を
含むマネーの基礎。

このサイトの趣旨と同じだが、
このサイトは大人向け。

では、子供向けのレベルとは
どのようなものか。

対象は10歳〜15歳

夏休みの子どもたちを対象に
募集されたマネー教室は、
応募が定員の4倍にのぼった。

それほど、子供にお金の
教育をさせたいと願う大人が
多い証拠だろう。

そして最初はお金の歴史から。
お金のない時代に物々交換。

そこから貨幣が誕生し、
「交換できる」「価値を計る」「貯める」
ことができるようになった。

なるほど、そんな考え方も
あるんだなと感心する。

そして投資の話に

話は投資へと向かう。
しかし、あくまで小学生が相手。
難しい話をしても仕方がない。

そこで話された内容はこうだ。

「手元に5万円がありました。
さて、どうする?」

1、何かを買う
2、貯金する
3、ケーキ屋のおじさんに預けて役立ててもらい、
  美味しいケーキをもらいながら最後には返してもらう

なるほど、そんな選択肢にしたのか。
そして結果は、参加した子どもたち
の8割が「貯金する」を選んだ。

そしてこの問いかけには、
親にも選んでもらっていた。

答えは、子供と同じように
8割が貯金。

そんな結果に対して、
講師であるマネックス証券の方は・・・

正解はない

どれを選んだとしても、
自分の満足のいく結果に
なるかどうかは分からない。

貯金をしている間に欲しいものの
値段が上がってしまい、買えなくなる。

使ってしまうと、他にお金が必要に
なったときに対応出来なくなってしまう。

ケーキ屋に投資すれば、おじさんが
下手こいて潰れてしまい、お金が
返ってこないかもしれない。

どれを選んでも、不幸な結末となる
可能性があるという話。

どれを選んでも自己責任だが、
少なくとも選択肢が3つあることを
知っておくべき、という結論。

なるほど、全くもって同感である。
私個人も、投資を強く勧めているわけではない。

投資を知った上で、別の選択肢を選ぶのは
いいと思う。

問題は、知らないというだけで選択肢が
2つになってしまうということ。

おそらくほとんどの日本人は、
この問いには貯金を選ぶだろう。

選んだ結果は自己責任なので
とやかく言うつもりはないが、
3つの選択肢があった人は稀だろう。

子供向けの話が一番分かりやすい?

この記事では、最終的に取材をした方の
感想が綴られている。

〜ここから
ちょっと知っている分野だと
「そんなこと知っている」と
思い込んでしまいがち。

違う角度、目線からの説明があると、
はっと気が付けることがありますね。
〜ここまで

そう、大人になるにつれて、
「知っている」と思い込むようになる。

そして、素直に「知らない」と
言えなくなる。プライドの問題。

このマネー教室では、子供のために、
といいながら親が勉強になったという
典型的なケースだろう。

それだけ親の世代はお金を知らない。
銀行や郵便局がすべて、
だと思ってはいけない。

彼らも決してお金のエキスパート
ではないのだから。

 

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