持ってるだけで儲かる!配当の魅力

ある記事で、配当利回りが6.9%という
株の銘柄が紹介されていた。

低金利が続く日本で、6.9%は
かなり魅力的だか、デメリットはあるのか。

配当利回りとは?

まずは基礎から。
配当利回りとは、どういった
ものを指すのか。

上場企業は、儲かった利益を
株主に払う。これが配当。

企業によっては年に1回、2回、
4回と回数もバラバラ。

そして、会社の方針で儲かった
利益のどれだけを配当に
回すかも変わってくる。

例えば、年間で100万の
利益が出た会社があるとする。

株主が10人いたとして計算すると、
一株あたり10万の配当を払えることになる。

だが、企業としては何かあった時の
ためにお金を貯めておく必要がある。

さらに、新事業などで先行投資が
必要になることも多々ある。

なので、100万円の利益があっても、
配当に回すのは50万だけね、という感じ。

ちなみに、利益からどれだけの割合を
配当に回すのかを「配当性向」と呼ぶ。

100万の利益に対して50万を
配当に回すなら、配当性向は50%。
30万なら30%という感じ。

東証一部の企業の配当性向の
平均は約25%。

この数字を上回っていれば、
株主還元に積極的な企業と
見ていいだろう。

もう一つ知っておきたい
基礎知識として、税金がある。

配当利回りとは、1年間で
どれだけの配当がつくのかの割合。

6.9%の配当金が出る会社の株を
100万円買っていたとすれば、
年間で69000円もらえる、ということ。

だが、受け取り時には20%の税金が
取られることを忘れてはいけない。

69000円の配当であれば、20%の
13800円が税金で取られるので、
結果55200円しか受け取れない。

高配当銘柄の魅力

配当が高いと、当たり前だが
持っているだけで儲かることになる。

これはこれで魅力的だが、
本質はまた別のところに。
それは、株価の変動。

株価は、買いたいと思う人が
多ければ上がり、売りたいと
思う人が多ければ下がる。

高配当の銘柄は、人気が高い。
買いたい人が多いので、
株価は上昇する傾向にある。

それだけではない。
配当は保有している株主に対して
支払われるため、投資家は売りたがらない。

結果、上がる余地もあり、
下がる余地が少ない銘柄と
なるので、リスクが下がる。

もちろん、企業利益が下がる、もしくは
業績が悪化するというマイナスの
環境があれば株価は下がるが。

株価が維持もしくは上昇が見込めて、
なおかつ持っているだけで高い
還元率がある。これは魅力だろう。

高配当銘柄のデメリットは?

では、デメリットは何が
考えられるだろうか。

配当を支払うということは、
会社のお金が減るということ。

安定した利益を出している企業は
問題ないが、あまりに配当に回す
金額が大きければ、何かあった時の
対応力が低下する。

つまり、会社存続のための体力が
減るので、倒産リスクが高まることになる。

社員の給料に回すお金も減るので、
社員のモチベーションも上がらず、
業績拡大に疑問符もでる。

外部環境に大きく左右される企業などは、
剰余金(法人としての貯金)が少ないと
アブナイと言わざるを得ない。

なので、大企業で安定的に収益を
出せる事業内容のところは
安心していいだろう。

逆の言い方をすれば、大企業なので
急激な成長を望めるわけではなく、
テンバガーのような夢は追えないが。

安定的に、比較的低リスクで
投資をするには、選択肢のひとつ
として考えてもいいだろう。

もちろん、投資判断は自己責任で。

 

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