昨日の日経平均は小幅安。
ここ最近で見ても、大きい
変動ではない。
つい先日は大きく下げていたが、
なんとなく下げ止まっている
ようにも見えるが。
今日の注目は「売買高」の見方。
売買高とは?
日本株で言う売買高とは、株の
売り買いの総額を指す。
誰かが100万円の株を買うと
すると、代わりに誰かが100万円の
株を買っていることになる。
まぁ、平たく言えば100万円という
お金が動いたということ。
日本株で言う売買高とは、
このように動いた金額の
総額を指す。
平均的な売買高は2兆円と
いったところだろう。
2兆円を超えればまずまずの
売買高。
3兆円を超えれば、活況。
2兆円を下回れば、低調。
株価の上がり下がりとは別に、
この売買高には重要な意味合いがある。
難しく考えずに言えば、売買高が
高いということは株の売り買いを
する人が多いことを指す。
売り買いをする人が多いという
ことは、それだけ人が集まって
きているということ。
人が集まっているかどうか。
実は、結構重要なところ。
売買高が高いとどうなる?
株価が上がろうが下がろうが、
人が多く集まるということは、
株式市場に人気が集まっている
ことを指す。
イメージするなら、街のパチンコ屋さん。
多くの人が集まり、活況になっている
お店は、出玉も多い場合が多い。
ある活況なパチンコ屋は、週に2日は
収支がマイナスだったとしよう。
しかし、残り5日はプラス収支と
なれば、結果的にはプラス収支となる。
逆に、閑古鳥が泣くような閑散とした
パチンコ屋をイメージしてみよう。
人が少ないのだから、出玉を
出している場合ではない。
一日一日をマイナス収支に
ならないよう、出玉を抑える。
なんとかプラス収支にはなった
ものの、「勝てないパチンコ屋」
のイメージとなり、客足は遠のく。
さて、あなたがパチンコ屋の
オーナーだとすれば、どちらの
経営がいいだろうか。
まぁ、聞くほどのことでもないが。
そして、今の日本の株式市場は
後者にあたる。
売買代金が低調
ここ3日間の売買高は、1兆6000億円を
下回っている。
ニュース記事にも出ていたが、
5年ぶりとなる、低調な売買高。
つまり、人気のないパチンコ屋の
ようなイメージだ。
この状態が続けば、株式市場は
ジリ貧の様相を見せてくる。
稀に、海外、特にアメリカなどの
記念日などの場合には、売買が
低調に終わることも多々ある。
今回は、なんの記念日でもない。
しかも、通常の低調な取引が
3日も連続となっている。
長い目で見ると、これはとても
由々しき事態。
あまりいい話ではない。
むしろ、悪い話。
だが、昨日までの現実。
この売買高の低調が続けば、
相場の総崩れもあるかも。
明日以降の売買高に注意しておこう。